【ダイエット初心者向け】超加工食品を知ろう
こんにちは!
岐阜市のパーソナルトレーニングジムドムスの専属管理栄養士AYAMIです。
今回は、ダイエットをしたいけど食事管理は何から始めたらいいのか分からない、最初からいろいろ制限するのは難しいなと思っていらっしゃる、ダイエット初心者の方向けのブログです。
食事管理の第一歩は、「超加工食品を食べないこと」です。これを行うことにより、嗜好性の食欲を抑えると共に中毒性を弱めることができます。そして、習慣的な脂質や糖質の過剰摂取をやめることができるのです。
では、「超加工食品」とはどんな食品なのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
目次
- ○ 超加工食品とは?
- ・加工食品は4つに分類できる
- ・超加工食品の危険性
- ○ 超加工食品で太る仕組み
- ・太る方程式
- ○ まとめ
- ○ 運営元
- ・パーソナルジムD.O.M.S 《ドムス》は 岐阜県岐阜市でダイエットを専門としたパーソナルトレーニングジムを運営しております。
超加工食品とは?
まず「加工する」ことにはどんな意味があるのでしょうか。
生のリンゴを食べるのと、それをリンゴジュースにするのでは、どちらが早く完食できるでしょうか?
皆さんお察しの通り、リンゴジュースの方が早く飲み干せます。
このように、食べ物に対して液体化や加熱といった「加工」を施すと同じ量でも短時間で食べられるようになります。
つまり、食品の加工技術が向上すると、エネルギー摂取がしやすくなり摂取量が高まります。
エネルギー摂取が困難だった時代においては、栄養状態も改善され、寿命の延伸などに貢献してきました。
しかし、現代の加工食品はおいしさや食べやすさを追求したあまり、健康を損なう可能性が出てきてしまいました。
その代表が「超加工食品」です。
加工食品は4つに分類できる
加工食品は、性質、範囲、目的に基づいて分類され、これを「NOVA分類」と言います。
[グループ① 未加工または最小限に加工された食品]
例:野菜や果物、卵や魚、または乾燥や冷凍などの最小限に加工された冷凍野菜や乾燥肉など
[グループ② 加工食材]
例:植物油、蜂蜜、砂糖やバター
[グループ③ 加工食品]
グループ①の食品に、グループ②の加工食材を追加することによって加工された食品。
例:マグロの缶詰、シロップ漬けの果物、ナッツ、塩漬け肉など
[グループ④ 超加工食品]
台所には置いていない人口の調味料や甘味料、香料、着色料、乳化剤、保存料などを用いて加工したもの。
例:スナック菓子、カップラーメン、菓子パン、ピザ、ホットドッグ、ケーキ、ハンバーガー、フライドチキン、炭酸飲料など
NOVA分類の超加工食品の定義は、”糖分や塩分、脂肪を多く含み、硬化油、転化糖などの添加物を加え、工業的な過程を経て作られるもの。また、常温での保存が可能で日持ちするもの”とされています。
つまり、ジャンクフードを超加工食品と捉えると理解しやすいです。
超加工食品の危険性
日本人の超加工食品の摂取量は、エネルギー摂取量の約4割と言われています。
超加工食品は、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、塩分、砂糖が多く含まれる上に、食物繊維やタンパク質が少ない食品です。
そのため、超加工食品の摂取量が多いと肥満につながると言われています。
アメリカとヨーロッパの研究では、超加工食品の摂取量が多いと、肥満のリスクが26%高くなることが示されています。
その他にも、心臓病や糖尿病といった病気の発症因子になることも分かっています。
超加工食品で太る仕組み
超加工食品で太る仕組みは、大きく4つあります。
・食品1gあたりのエネルギー量が多い(エネルギー密度が高い)
⇒必要以上に効率良くエネルギーが摂取できてしまう
・食べる速度が早くなる、単位時間あたりの摂取量が多くなる
⇒食べやすく加工されているため、摂取率が上がる
・タンパク質の摂取量が少ない
⇒炭水化物と脂質の摂取量は増えるが、タンパク質の摂取量が相対的に減ってしまう
・満腹感を感じる前に多くの食事を摂ってしまう
⇒超加工食品を食べると、食欲抑制ホルモン(PYY)の分泌が少なく、食欲促進ホルモン(グレリン)の分泌量が多くなり、満腹になりにくくなる。
太る方程式
超加工食品は、嗜好性の食欲を高めるために糖質や脂質を多くすることでエネルギー密度を高くし、食べやすく加工することで食べる速度を速くして摂取率を高めます。
これによりエネルギー摂取量が多くなり、太ってしまうのです。
ここから、方程式が導かれます。
超加工食品=高エネルギー密度×高い摂取率=太る
このことから、痩せるための第一歩は、超加工食品を食べないことからはじめるのが先決といえます。
まとめ
ダイエットの第一歩は超加工食品を食べないことですが、超加工食品に多く含まれている糖質や脂質には中毒性があります。
突然一切食べないようにと断ち切ると、精神的な反動が出てきてしまいます。リバウンドを防ぐためにも、摂取する頻度を徐々に減らしていくことがおすすめです。
例えば、毎日食べていたお菓子を週末だけにするであるとか、ファーストフードを食べる回数を週1回から月に1回に変えてみるなども良いでしょう。
無理のない範囲で、運動も組み合わせたりしながらダイエットを始めてみましょう。
運営元
パーソナルジムD.O.M.S 《ドムス》は 岐阜県岐阜市でダイエットを専門としたパーソナルトレーニングジムを運営しております。
【筆者】
専属管理栄養士 AYAMI