【女性必見!】生理中のダイエットは無意味?!その真意について解説します!
目次
- ○ はじめに
- ○ 生理について理解しましょう
- ・生理のメカニズム
- ○ 生理とダイエットの関係
- ・女性ホルモン①:エストロゲン
- ・女性ホルモン②:プロゲステロン
- ○ まとめ
はじめに
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
岐阜市のパーソナルジム ”D.O.M.S” です!
女性のダイエットにおいて山場となるのが生理ですよね。
もちろん人によって生理中の辛さはバラつきがありますが、人によっては動けなくなるほど辛いという方もみえます。
そして、よく生理中はダイエットしても意味がないということを耳にしますよね。
生理になると停滞期のように体重が落ちなくなり、ダイエットが辛くて挫折してしまったという人も少なくないと思います。
たしかに生理中は体重が落ちにくいことは事実です。
では、なぜ生理中は体重が落ちにくくなってしまうのでしょうか?
今回は、生理とダイエットの関係について解説していきます!
生理について理解しましょう
まずは生理とダイエットの関係に入る前に女性はなぜ生理が来るのか、その理由を解説していきます。
ダイエットにおいて、体の構造や仕組みを知っておくことはとても重要なことです。
構造や仕組みを理解したうえで、理由を知るとよりダイエットをスムーズに進めることができるかと思います。
生理のメカニズム
まずは、生理のメカニズムについて解説します。
子宮の内側を覆っている子宮内膜は、排卵と共に受精卵の着床に備えて徐々に厚くなりますが、妊娠が成立しないと不要になってはがれ落ち、血液と共に体外に排出されます。これが生理です。
生理痛は、経血を押し出すために子宮が収縮することで起こります。
子宮を収縮させる働きをしているのが、子宮内膜が産生する「プロスタグランジン」という物質です。
プロスタグランジンが必要以上に分泌されると、子宮が強く収縮し、痛みも強くなります。
個人差はありますが、生理痛は、生理の始まる前日から生理2日目、3日目に起こりやすいです。
(大正製薬商品情報サイト:生理痛はなぜ起こるの? 痛みはどう対処するのが正解? より引用)
生理とダイエットの関係
次に生理とダイエットの関係について解説していきます。
生理中には主に2つの女性ホルモンが分泌され、この2つのホルモンが理由で生理中は痩せにくかったり、むくんでしまったりという症状が出てきます。
しかし、勘違いしてほしくないのがこれらのホルモンバランスが直接影響して太りやすくなっているわけではないということです。
では、詳しく解説していきましょう。
女性ホルモン①:エストロゲン
エストロゲンは女性らしさをつくるホルモンであり、成長とともに分泌量は増えていき、生殖器官を発育、維持させる働きをもっています。女性らしい丸みのある体形をつくったり、肌を美しくしたりする作用もあるホルモンです。
その分泌量は毎月の変動を繰り返しながら20代でピークを迎えるといわれています。
およそ20年間の性成熟期を経て、ホルモンを分泌する卵巣の機能は少しずつ休憩状態になり、そして、45~55歳の更年期になると、分泌量は急激に減ります
また、エストロゲンには代謝アップや精神状態の安定化、肌の潤いやツヤを守るなど、女性にとってうれしい作用がたくさんあるので、エストロゲンが増えていく卵胞期は「心身ともに好調」でいられる時期であるといえます。
女性ホルモン②:プロゲステロン
プロゲステロンは排卵直後から分泌量が増えはじめるため、妊娠の準備のためのホルモンとも言えます。基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、乳腺を発達させる働きがあります。
妊娠が成立しなければ、排卵の1週間後くらいから分泌量は減り始めます。さらにそこから1週間くらい経つと、妊娠のために厚くなっていた子宮内膜がはがれる「月経」が始まります。
また、このプロゲステロンが実は生理中は太ると言われる元凶であると言えます。
プロゲステロンには、排卵した際に卵を健康に育てるため体内に ”水” や ”栄養” を蓄えようとする働きがあります。
これにより、通常よりも食欲が増してしまったり、体がむくんでしまったりするため太るとされています。
また、プロゲステロンが分泌されている時期は、精神的にもかなり不安定な時期であると言えストレスが溜まりやすくなるため、コルチゾールやドーパミンなど食欲を盛んにするホルモンも分泌されてしまうため、暴飲暴食をしてしまいやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
生理中は太っているのではなく、むくんでいるだけということがご理解いただけましたでしょうか?
生理中はプロゲステロンというホルモンにより、体内に通常よりも多く水分が貯蓄されるうえ、食欲が増したりします。また、精神的にもかなり不安定になりやすいため、コルチゾールやドーパミンの分泌が過剰になり、食欲を抑えきれなくなる可能性も否めません。
そこで、生理中だかからこそ ”セロトニン” の分泌を増やしてストレスを感じにくい体質を作っていくことが重要であるといえるほか、食欲が増加することやむくみやすいことを理解しておけば、不安になったりすることもありませんよね。
生理は女性であれば避けることはできませんし、長く付き合っていかなくてはいけません。
だからこそ、メカニズムやダイエットとの関係性をしっかり理解しておくことがとても重要であるといえます。
しかし、無理は絶対にやめましょう。何度も言いますが生理中は女性にとって大変大事な時期です。
当ジムでも生理中は無理にトレーニングせず、気軽にキャンセルしていただけるようにしております。
キレイになりたい一心で努力することは大変かっこいいことですが、体調を崩しては意味がありませんのでご自身の体調と相談しながら無理のないダイエットを行いましょう!