部分痩せはできない?!その理由について解説します!
目次
- ○ はじめに
- ○ 部分痩せは可能なの?
- ・理由その①:体脂肪の特性
- ・理由その②動かした部位の脂肪が燃焼されるわけではない
- ○ 部分痩せの近道は全身痩せすること
- ・①有酸素運動をしましょう
- ・②筋力トレーニングをする
- ・③たんぱく質主体の食事を意識する
- ○ まとめ
はじめに
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
岐阜にあるパーソナルジム ”D.O.M.S” です!
ダイエットを始めるきっかけのひとつに、二の腕が太い、お腹周りの脂肪が気になる、脚を細くしたいなど部分的に気になる部位ができてきたからという理由を耳にすることがあります。
そして、そういった方々がよく考えるのが部分痩せというワードです。
最近ではよく聞くワードでもあり、実際に挑戦したという方も少なくないのではないでしょうか?
では、実際部分痩せというのは可能なのでしょうか?
解説していこうと思います!
部分痩せは可能なの?
結論からお話ししましょう。
部分痩せは ”不可能” です。
でも、SNSなどではよく部分痩せに成功!なんて広告をよく見ますよね?
しかし、実際は部分痩せではないパターンが多いです。
では、まずなぜ部分痩せができないのかについて解説していきます!
理由その①:体脂肪の特性
主な理由の一つ目に体脂肪の特性があります。
体脂肪は、みなさんがご存知の通り「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類に大別できます。
内臓脂肪は、名前の通り内臓の周りについた脂肪のことを指し、「つきやすく、落としやすい」という特徴を持っています。
一方、皮下脂肪は皮膚の下についた脂肪を指し、「つきにくいが、落としにくい」という特徴をもっています。
二の腕や、脚など女性の方がよく部分痩せしたいと思う部位は基本的に皮下脂肪であり、これらを痩せるために運動や食事制限をしたとしても、内臓脂肪(お腹周り)が優先して燃焼され、そのあとに皮下脂肪が燃焼されるため部分痩せは難しいと言えます。
理由その②動かした部位の脂肪が燃焼されるわけではない
当たり前のことをお話しするようですが、腕のトレーニングをしたからといって腕の脂肪を燃焼するわけではないですし、脚のトレーニングをしたから脚の脂肪を燃焼するというわけではありません。
たしかに、特定の部分を鍛え続けることでスッキリしたように見えてくるかもしれませんが、それ以前にその部位以外の部分も痩せています。
わかりやすいのが、有酸素運動ですが、ウォーキングやランニング、バイクなどは主に脚の筋肉を使いますよね?であれば、当初の考え方でいくと脚だけが痩せていくはずですが、しっかりとお腹周りも細くすることができます。これは有酸素運動により内臓脂肪を燃やしお腹周りがスッキリした後に、足回りの皮下脂肪も燃焼するため、脚だけではなくお腹周りも痩せていくというメカニズムになっています。
トレーニングも同じことで、筋トレにより筋肉を大きくして、基礎代謝を上げることにより1日に消費カロリーを増やすことで、身体は摂取カロリーで補えない部分を、まず内臓脂肪を燃焼することで補います。その後、皮下脂肪を利用して補います。
どれだけ、痩せたい部位を鍛えても、このメカニズムが変わることはないため基本的には部分痩せは不可能ということになります。
部分痩せの近道は全身痩せすること
部分痩せをしようとして、腕のトレーニングをひたすら行ったり、脚のトレーニングをひたすら行うことは、先ほどのメカニズムの関係から非常に非効率になってしまします。
では、どのようにしたらいいのかというと、「全身痩せ」による「部分痩せ」を促すことです。
そのために必要なことを紹介していきます。
①有酸素運動をしましょう
有酸素運動は全身の余分な脂肪を落とすために非常に効果的です。
有酸素運動を行うとき、身体は糖質・脂質を主にエネルギーとして使用します。
特に糖質が優先的にエネルギーとして使用されるのですが、20~30分ほど継続すると、脂肪をエネルギーとして使用し始めます。
また、有酸素運動は筋力トレーニングのように重いものを持ち上げたりしないため関節など身体への負担も少ないため、ケガにつながることもなく安心して痩せることができます。
また、音楽などを聞きながらでも行えたり、ウォーキングマシーンやバイクを購入すれば、テレビやYouTubeを見ながらでもできるので、継続しやすいかと思います!
なお、有酸素の定番であるウォーキングをより効果的にするために必要なことを下記の記事にて取り上げているので、読んでいただけると幸いです。
②筋力トレーニングをする
先ほどお話しした通り、筋力トレーニングをしたとしても部分痩せは不可能ですが、基礎代謝の向上につながるため、少なからず脂肪の燃焼効果は見込めるほか、太りにくく痩せやすい、すなわちリバウンドしにくい体質を作ることができます。
また、全身痩せした後に適度に筋肉がついていれば、引き締まってスッキリとした身体であるためかっこよく服を着こなすこともできますね!
なお、有酸素運動と組み合わせることで、より効率的にダイエットすることができるので、無理のない範囲で少しずつトレーニングもしてみましょう!
当ブログでも家庭でできる様々なトレーニングを紹介していますので、確認してみてください!
③たんぱく質主体の食事を意識する
毎日の食事をたんぱく質を多めにし、脂質を抑えたものに見直しましょう。
また、摂取カロリー < 消費カロリー となるようにカロリーをある程度計算するといいかと思います。
そうすることで、全体的に脂肪を落とすことができ、痩せたい部分を細くすることができますよ!
なお、たんぱく質をしっかりと摂取することにより、トレーニングによる効果を高めることができます!
有酸素運動、トレーニング、食事制限の3つすべてを行うことで、全身痩せによる部分痩せを効率的かつ、リバウンドしない体質を作りながら行うことができます!
有酸素運動と食事管理やトレーニングと食事管理、がっつり追い込める方は有酸素運動とトレーニングだけでも大丈夫かと思います。
しかし、可能であれば効率や健康面の観点から食事管理は取り入れてみてくださいね!!!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「部分痩せ」に焦点を絞って解説してみました。
”内臓脂肪が皮下脂肪よりも優先して燃焼される”
というメカニズムがポイントです!
筋肉を付けることによる基礎代謝の向上も、有酸素運動による脂肪燃焼効果も結局このメカニズムにより部分痩せが難しいという結論になります。
二の腕だけ、脚だけを痩せたいという気持ちは非常にわかります。ですが、難しいことが現実です。
しかし、部分痩せをすることは不可能ながら、全身痩せすることにより狙っている部分も痩せることは可能です。
また、ダイエットにおいて最も重要なことは継続することです。
諦めずに、有酸素運動、トレーニング、食事管理をしてみましょう!
最初から一気にやろうとしたり、過度に行うことは継続することが難しいので、できる範囲から初めてみてください!そして、徐々にその範囲を広げていきましょう!
理想の身体を手に入れるために努力は必須です!頑張りましょう!!!