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【筋肉図鑑】大胸筋編 ①

目次

大胸筋の基礎知識

おはようございます!こんにちは!こんばんは!
最近はめっきり気温も下がり、涼しいを超えて寒くなってきましたね!
外に出るときはきちんと上着を着て体調を崩さないように気を付けてくださいねっ!

さて、今日からは初心に返って皆さんに人間のそれぞれの筋肉について、その構造と役割をお話ししていきたいと思います!
トレーニングをするときもその筋肉の形や構造を理解して鍛えれば、より効率的に鍛えることができるようになるので、参考にしていただけたらと思います!
それでは行ってみましょうっ!!!

大胸筋ってこんな筋肉なんです!

早速ですが、まずは大胸筋の起始・停止・支配神経などの基本的なことからお話しします。
トレーニングをしている人なら知っている方も多いと思いますが、大胸筋は、鎖骨部(上部)、胸肋部(中部)、腹部(下部)の3つに分けられます。
そして、それぞれの起始は以下の通りです。

鎖骨部:鎖骨内側半分

胸肋部:肋骨全面、第2-6肋軟骨(人によっては7、8、9まで至ったり、対側の大胸筋と肋骨を超えて付着することもある)

腹部:腹直筋鞘の前葉

そして、これらはすべて ”上腕骨大結筋稜” を停止部として停止しており、これら3つの胸筋を「内側胸筋神経」※1と「外側胸筋神経」※2が支配して動かしています。
また、胸筋はそれぞれの起始から実は ”ねじれて” 停止していることも知識の一つとして覚えておいてください。

ここからは余談ですが、大胸筋の起始から停止部にかけてのねじれは私たちが四足の状態になると解けるんです。
私たち人間の歴史をたどっていくと、昔は四足歩行であったという説がありますよね!
まるでこの進化論を立証しているかのような構造ですごくわくわくしませんか?
人間の身体って神秘的ですよね!!!

※1:脊髄神経から分岐し頭・首・上肢のうちに鎖骨・上腕・前腕・手へつながる腕神経叢の前肢から出て中・下神経幹を通って前方に走行する神経で、内側神経束を通り、大胸筋の肋骨部と小胸筋に分布し、停止する。

※2:脊髄神経から分岐し頭・首・上肢のうちに鎖骨・上腕・前腕・手へつながる腕神経叢の前肢から出て上神経幹を通って前方に走行する神経で、外側神経束を通り、大胸筋の鎖骨部と小胸筋に分布し、停止する。

大胸筋の機能

次は大胸筋の機能についてお話しします。
大胸筋の機能としては以下の通りです。

○肩関節の水平内転
肩関節の水平内転とは腕を胸の前で閉じる動作です。
(例:手を横に広げた状態から前ならえをする動き)

○肩関節の屈曲
肩関節の屈曲とは腕を前に上げる動作です。
(例:気を付けの状態から前ならえをする動き)

○肩関節の内転
肩関節の内転とは横に上げた腕を下す動作です。
(例:手を横に広げた状態から気を付けをする動き)

○肩関節の内旋
肩関節の内旋とは肘を曲げた状態で内側にひねる動作です。
(例:腕を内側にひねる動き)

大胸筋は、日常の動作の中で大きな機能を果たしています。
特にうつ伏せの体制から起き上がる際や、引き戸を閉める際など腕を押し出したり、閉じたりする際には大きく関与しているといえます。
普段から特に意識はしていない動きでも思い出してみると多くの場面で大胸筋は使われています。そのため、鍛えておくと多くの場面で役立つ筋肉であるとも言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
大胸筋の基本的な部分について解剖学も交えてお話しさせていただきました。
本日お話しさせていただいた大胸筋の特性や機能を理解したうえでトレーニングに取り組むことで、種目ごとの動きに意味を感じると思いますし、知らなかった時より刺激が入りやすくなるため効率的に筋肥大を促せるはずですので、頭の片隅に必ずおいておいてくださいね!
また、まだトレーニングをしていない方も、大胸筋は鍛えると男性であればかっこいい胸板になりますし、女性であればバストアップ効果も期待され、鍛えて損はない筋肉であるといえます!また、日常生活でもみなさんが思っている以上に使っている筋肉でもあります!ただ、同時に一番ケアを忘れがちな筋肉でもあります。
大胸筋は筋肉自体が大きいため、ストレッチなどのケアをして伸ばしてあげないと猫背などの姿勢の悪化にもつながりかねませんので、トレーニングしているしていないに関わらず、大胸筋はストレッチも忘れずにしてくださいね!

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